物流とは?ロジスティクスとの違いや「機能・役割・目的・流れ」について

query_builder 2022/03/14
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物流とは?ロジスティクスとの違いや「機能・役割・目的・流れ」について

<目次>


1 :物流(physical distribution / 物的流通)とは
2 :物流(physical distribution)と流通(distribution)の違い
3 :物流とロジスティクスの違い
4 :物流の種類:調達物流、生産物流、販売物流、回収物流
5 :物流の6大(5大)機能について
6 :物流の流れとフロー図
7 :物流に関わる物流会社、物流企業について
8 :物流センターとは(倉庫業との違いとは)
9 :物流を効率化するメリットとは
10:物流を効率化するデメリットとは
11:これからの「物流」が求められるもの
12:「シクミ」作りを得意とするのがネオロジです!






1:物流(physical distribution / 物的流通)とは


「物流」を簡単にわかりやすく説明すると

輸送だけでなく保管等の機能を合わせた、生産地から消費地まで物理的に移動させる「活動」の事】を指しています。

詳しくは、意味・定義・歴史などについてそれぞれ書いていきたいと思います。

「物的流通」を略して物流

日常的に使っている「物流」とは、物的流通の略語です。
英語では「physical distribution」または、類語として「materials flow」と訳されることがあります。

またGoogle検索でも「物流」を和訳すると、「logistics」と回答されるように、「物流=logistics」と言い換えられることが多いかと思いますが、厳密には違います。
(この違いに関しては後ほど触れたいと思います)

「物流」の意味・定義、目的(役割)などの基礎知識について

物流の意味・定義は

生産者から消費者に至るまでの商品の流れ。物理的に移動させる活動

とされています。

物流の目的(役割)は大きく2つあります。


①「時間」を埋める事


生産と消費には時間差が生じます。生産されたものがすぐに消費されるものは即座に生産者から消費者へ届けなくてはなりません。
逆にすぐに消費されないものは必要とされるまで保管しなくてはなりません。
要するに生産と消費の「時間を埋める」役割が必要となりそれを担うのが物流です。


②「空間」を埋める事


たまにニュースなどでも取上げられますが、日本は輸入依存度の高い国です。

生活する上で食品含め多くの物を海外から輸入して成り立っています。
そうしたように消費される商品がその場で生産されているものとは限りません。
生産地と消費地の地理的な「空間を埋める」役割が必要となりそれを担うのも物流です。


「物流」の歴史


日本での物流の歴史は江戸時代からと考えられています。
元々は地産地消の生活を送っていた時代から、江戸時代に、廻船航路開発や河川舟運のための河川改修などを通じて、輸送体系が整備されたのが始まりです。
今とは異なり当時では京都に近かった大阪が物資の集散地となり物量は東京よりも多かったそうです。
ちなみに当時の郵便屋さんの代わりを担っていたのが「飛脚 」です。自動車の無い時代ですからもちろん陸路を自分たちの足で運んでいました。
大阪⇔東京間を通常では30日、速達なんてものもあり片道70時間程で走る便もあったそうで驚きですよね。。

上記の様に「輸送」自体は江戸時代から遠隔地を結ぶ機能がありましたが、あくまで輸送のみ。保管などの機能はもたない、あくまで「物資流動」まででした。

国内で「物流」という言葉、考え方が本格的に始まったのは1950年代にアメリカから「physical distribution」という言葉が入ってきた際に「物的流通(物流)」直訳されたことが始まりです。
また、先にご説明した通り「流通」から派生した概念として5つ(最近では「情報」を足した6つ)の機能、輸送以外の機能が加わった構成で「物流」という概念が定着しました。

続いて1990年代に第二次世界大戦を経て「ロジスティクス」という概念も海外から日本国内に入り、現在の物流業界で主流の考え方となっていきます。




2:物流(physical distribution)と流通(distribution)の違い


上述した物流の意味や定義、歴史をお読みいただければ分かる通り、物流と流通は密接な関係にあります。というのも、そもそも物流とは流通の一部だからです。

英訳からも分かる通り、物流は「physical distribution」と訳され、流通は「distribution」と訳されます。つまり物流は流通の内の「physical=物的」に限った狭義となります。

他に物流とも密接な関係にあるのが「商流」です。商流は商的流通の略語で、これも「Commercial distribution」と訳され流通の内の「Commercial =商的」に限った狭義となります。

物流は生産者から消費者へ物理的な移動(活動)で、物の移動だけを意味します。
そしてその所有権を対価(主にはお金)を介して生産者から消費者へ移動することを商流と言います。


つまり、流通とは「 商流 + 物流 = 流通 」という事になります。

これでお分かりいただける通り、物流と流通は密接な関係にありますが、意味は全く違うものになるのです。



3:物流とロジスティクスの違い

   

少し上述しましたが、物流とロジスティクスの違いを改めてご説明します。



物流を英訳すると「physical distribution」。 




LOGISTICS(読み方:ロジスティクス)を和訳すると「兵站(読み方:へいたん)」になります。

こうすれば一目で違うものと認識頂けるかと思いますが、世間的にはそうではないですよね。実際に我々物流業界の中でも、「物流=ロジスティクス」として言葉を使っているシーンや表記は良く見聞きします。

物流は実際に現場で行われている荷物を動かす「活動」を指し、ロジスティクスはその活動を効率的に「管理」することを指します。

もう少し詳しく書いた記事がありますので、参考までにご覧ください。

「3PL物流の意味とは?倉庫業との違いとメリット・デメリットなど紹介」




4:物流の種類:調達物流、生産物流、販売物流、回収物流


日本では最近になって少しずつ注目され始めている物流ですが、その実態は様々です。
物流には4つの種類(領域)があり、その現場や作業はそれぞれ全く異なります。
簡単にまとめてみましたのでご覧ください。


①調達物流


製造では欠かせない「原材料」や「部品」などをメーカーがサプライヤーから調達する際の物流を「調達物流」と呼びます。仕入の際に物流コストが商品代金に含まれるケースも少なくなく曖昧な物流領域ともされてきました。

ただし、時代と共に需要の性質も代わり、単品大量生産が主流だった時代から多品種少  量生産の時代となった今ではこの物流領域を無視できなくなりました。

有名なお話ではトヨタ生産方式「必要な物を必要な時に必要な量だけ」(ジャストイン  タイム)が在庫削減に寄与し効率的な生産工程を実現できるため、積極的に取り入れる  製造事業者が増えました。


②生産物流


調達した原材料や部品、資材などの管理から、製造工程における半製品の管理、また完成品の包装(梱包)から管理、倉庫や消費者への出荷作業まで、工場内外での製造過程、完成後における物流の管理を「生産物流」と呼びます。
調達物流と次の販売物流の間に当たる工程であり、納期管理、出庫・発送管理を最適化するための重要な役割を果たしています。


③販売物流


生産者から商品を購入し消費者の手元に届く工程で、一番消費者に身近な物流領域が「販売物流」です。これまではほとんどの商品が卸売事業者を介し、小売事業者へ、そして消費者の手元に届けられていました。もちろん、生産者⇒卸売事業者、生産者⇒小売事業者という工程も販売物流の領域となります。
1990年代後半からPCの普及やインターネットの利用者増により始まった通販事業、2000年代には成長を続け、現在ではコロナ禍の影響もあり需要の高まりが一気に進みました。
そういった影響もあり、分類としては販売物流の領域ですが「EC(通販)物流」といった表現もされるようになりました


④回収物流(リサイクル物流)


生産者から消費者へ流れる調達・生産・販売物流とは違い、消費者から生産者へ流れる物流を「回収物流」と呼びます。人間の血液の循環をイメージし、調達・生産・販売物流は動脈物流。回収・リサイクル物流を静脈物流と表現されることもあります。
主には不良品や廃棄物、またリサイクルが可能な物質の物などに行われる物流です。
最近では「都市鉱山」とも称されたスマホ内部のレアメタルの回収がトレンドになるなどしましたね。




5:物流の6大(5大)機能について


1950年代にアメリカから「物的流通」(物流)という概念が入ってきた際には、「輸送・配送」「保管」「包装」「荷役」「流通加工」という物流5大機能として構成されていました。

その後に物流という一連の流れをより効率的に運用するための「ロジスティクス」という概念と共に「情報処理」という機能が加わり物流6大機能として構成されるようになりました。

近年ではこの6大機能に「管理」「調整」という機能が加わり8大機能と言われることもあります。

ここでは、主に物流6大機能についてご説明していきます。



①「輸送・配送」:売手から買手へ物を運ぶ作業



輸配送と言ってもそれぞれ少し意味合いが異なります。

・「輸送」は大量の物を長距離移動する事を意味します。
(輸送手段は車、船舶、飛行機、鉄道と陸海空で様々です)

・「配送」は近距離、個口、短時間で物を移動することを指します。
(配送手段は日本国内ではほぼ100%が車です)

簡単にすみ分けすると、工場や物流センター間を移動する輸送と、消費者の個人宅へ移動する配送といったところでしょうか。

ちなみに運送は輸送・配送の両方の意味を含み、「人」以外の移動を意味しており、車(トラック)で運ぶことを指します。(鉄道や船舶、飛行機で運ぶ際に運送とは言いません)

物流の役割の内、「空間を埋める」ための大切な機能です。


②「保管」:物を倉庫や物流センターで一定期間保管する作業


物流の役割の内、「時間を埋める」ための重要な”調整”機能が保管です。

・消費者から必要とされた時に、必要な量を供給する「受給調整」。

・大量に輸送された物(商品)を行き先別に仕分を行うための「輸送調整」。

上記の大きな2つの調整機能を担います。

限度はもちろんありますが、生産と消費の時間差が長期間となったとしても生産時と同等の品質・価値で保ち続ける事も重要な機能です。



③「包装」(梱包):物(商品)を覆い、物の価値を守るための作業



物流現場では「梱包」という表現をされることが多く、同義とされることもあります。
厳密にいうと流通と物中の関係と同じく、梱包は包装の中の一部を指しています。
「包装」には大別すると2つに分かれ、「商業包装」と「工業包装」があります。

・商業包装:商取引の際に用いられる商品の一部としての包装の事


・工業包装:物の輸送や保管の際に破損・汚損から守るための包装の事

上記の内の工業包装に含まれるのが「梱包」です。

生産時の状態のままでは様々な移動を繰り返す内に、物・商品の破損・汚損の恐れがあります。家や会社に届いた物に傷がついていてはショックですよね。。(もちろん商売上ショックだけでは片付きませんが。。)

そういった破損・汚損のリスクを回避するためにそれぞれの物に合わせた、最適な資材や容器で覆う作業が包装(梱包)です。

近年、特に通販事業ではこの包装(梱包)で他社との差別化を図る事業者もいるほど、商品の価値を守るだけでなく新たに加える事が出来るのも包装(梱包)です。


④「荷役」:物流”施設内”で行う運搬活動全般の作業


倉庫や物流センターなどの施設内にて行われる運搬活動全般を意味します。
入荷から出荷までの流れの中で代表的な作業は下記の6項目です。

積卸       :トラックやコンテナから荷物を降ろします。


荷揃え(積み付け):物を規則正しく積み上げる一連の作業です。
パレットへの積付けをパレタイズ、パレットから物を

           取り卸す作業をデパレタイズといいます。


運搬       :積卸、荷揃えされた物を定められた場所へ運ぶ作業です。
運ぶ際に倉庫や物流センターでよく利用されているのが

           フォークリフトやハンドリフト、台車、ドーリーです。

           最近では自動化のためAGV(自動搬送装置)やA

           MR(自立走行搬送ロボット)などが導入されている現場も

           増えてきました。


棚入れ(格納)  :定められた場所、棚へ入れる作業です。


ピッキング    :入庫された、定められた場所・棚から物を取り出す作業です。
ピッキング方法としてオーダーピッキング、

           トータルピッキングなどの手法があります。


仕分け      :物を出荷先や品種別に分類する作業

物が倉庫、物流センターへ届く事を入荷、倉庫、物流センター内の定められた場所へ保管する一連の作業を入庫作業と言いますが、物流会社等、各事業者によってその言葉自体の使い方は様々です。(出庫・出荷も同様です)


⑤「流通加工」:物(商品)に付加価値をつける作業



生産時の状態から消費者の手元へ届くまでに、加工し物(商品)の付加価値をつける一連の作業を指します。生産工場だけでなく、近年では物流現場でその作業を行うことも珍しくありません。

スペースや人材をその都度増やしたりする必要がなく、特にこれらの問題を抱える中小規模の事業者様にとってはメリットとなる事も多いようです。

流通加工の中には2種類あります。

生産加工:材料の加工・組立・食品の切り分けなど、物(商品)自体に加工を施します。
販促加工:値札やラベル貼り、福袋などのセット組、検針、ラッピングなどを行います。

生産工程、販売工程上で重要な役割となる加工を生産者や消費者のニーズに合わせて作業します。


⑥「情報管理」:物流(活動)全体を合理的かつ効率的に行うための情報システム全般


物流に関わる情報はたくさんあります。それらを管理する情報システムもまた多く存在し、国策としても物流DXとデジタル化を促進しているため更に多くのシステム開発が進んでいます。今では人力に頼りきった業界ですが、将来的には機械が主体の業界になりえる可能性も大いに残されています。
現在で挙げられる、情報システムをご紹介します。

・配送管理システム


より大量の物をより少ない回数で移動が出来るように、輸送・配送時の積み合わせを考えるシステムです。業界では実車率、積載率を向上させると言います。
これまでは「配車マン」という各車両の手配を専門に行う人がいました。

ただし、属人的な経験と知識は次の担い手への効率的な継承が難しく、次世代が育たないという様な事が多くありました。

当システムはそんな心配もいらず、業務の標準化もできSDGsやCO2削減と現代の社会問題の解決にも繋がる重要なシステムです。

・運行管理システム


輸送・配送の担い手となるドライバーさんたちの運転癖やエコドライブ実施の有無、走行中車両の位置情報などを当システムにより管理することが出来ます。

上記の配送管理システムとも連携し、積み重ねたデータベースを基に全体最適な運行計画や配車管理も出来るようになるシステムです。
トラックなど、輸送過程における事故のニュースは絶えませんが、最近では安全面にも寄与したシステムも世の中に出てきております。
近い将来、皆が安心でき、皆の安心と生活を守る物流の縁の下の力持ちであるドライバーさん達の安全が確保される世の中になる事を願っています。

・倉庫(在庫)管理システム(WMS)


倉庫や物流センター内を円滑に、また効率的に管理するためのシステムでWMS「Warehouse Management System」とも言われます
物(商品)に関する情報(数や出入り)を正確に情報として管理することができ、人為的ミス(ヒューマンエラー)を軽減することが出来るのもWMSのいいところです。

管理機能としては数だけでなく賞味期限管理やロケーション(棚番)管理、ピッキングリストなど作業用の帳票類の作成などにも役立ち作業の効率化を図る事も出来ます。

これまではパッケージ商品(PCにダウンロードして独立して動くソフト)が多かったですが近年ではクラウドで「いつでも・どこからでも・誰でも」使える環境のWMSが続々とサービスを開始しています。 

機械化、IT化が進む物流現場では、物の管理をするWMSと連携して、機械と人の「作業を管理」するWCS(Warehouse Control System/倉庫制御システム)なども開発されています。




6:物流の流れとフロー図


ここまでご説明した「物流の種類(調達・生産・販売・回収)」と「物流6大機能」について分かりやすくその流れをフロー図でご紹介します。


▼物流の種類(調達・生産・販売・回収)



▼物流6大機能





7:物流に関わる物流会社、物流企業について


物流企業(物流会社)とは簡単に表現すると物流6大機能を事業として行う企業の事を指します。1つだけの機能を持った企業から、全ての機能を持ち合わせた企業までその特徴は様々です。
運送事業を主体にし、倉庫を持つ企業。倉庫事業を主体にし、荷役作業の請負で各地に人材派遣をする企業など。。
1990年代に物流業界に対する規制緩和が行われて以降、企業間での競争が激化し、価格競争はもちろんですが、サービス内容の差別化のため多岐にわたる事業展開を各社が行い、今の物流業界に至っています。

日本国内の代表企業について下記の記事にて触れていますのでご興味がある方はご覧ください。

【3PL物流の意味とは?倉庫業との違いとメリット・デメリットなど紹介】



  

8:物流センターとは(倉庫業との違いとは

  

昔では倉庫、物流倉庫という呼び方が一般的でしたが、最近では物流センターと見聞きされることが多くなったのではないでしょうか?
その理由は時代背景と共に、倉庫業に対するニーズが変わってきたことにあります。

調達物流のご説明でも挙げました通り、もともと製造業では単品大量生産が主流でした。
それが世間の需要の変化もあり、多品種少量生産が主流になり、製造後の完成品の扱いで物流、倉庫の用途やニーズも変化しました。


単品大量生産が主流であった時代では主に「保管」機能を一番に考えられていました。
そのニーズに合わせた業態として「倉庫業」が存在したのです。

もちろん、現在も倉庫業・倉庫事業者は存在し、ニーズもまだまだあります。


ただ、多品種少量生産が主流になった今、物流や倉庫に対するニーズは物流6大機能全てにおいて重きをおかれる業態へと変化しました。

「物流センター」と「倉庫」の違いを簡単に表現すると

倉庫    :保管機能を重点的に行う施設

物流センター:保管機能に加え入出荷機能全てを効率的に行う施設

上記の様な表現が正しいかと思います。

物流センターも大別すると3つの種類に分ける事が出来ます。


①DC(ディストリビューションセンター/Distribution Center)


倉庫・物流倉庫に近く、保管に重きを置いた物流センターです。
ただし、在庫管理システムなどを利用し入出荷能力も充分に発揮できる施設です。
現在運用されている物流センターと呼ばれる施設の中で最も数の多い物流センターの形態かと思われます。



②PDC(プロセスディストリビューションセンター/Process Distribution Center)



DCと同様に保管機能を重視した物流施設ですが、DCに加え、食品や電化製品、家具などの加工も行う能力を有する施設の事をPDCと呼びます

イメージがつきやすいのは大手スーパーや大手飲食チェーン店のPDCではないでしょうか?全国の複数店で使用、販売される食品をまとめてPDCで加工を行い、各店へ配送されています。また、コンビニエンスストアもそうですよね。
同一規格、同一商品を全国の複数店で販売するコンビニには欠かせない施設です。


③TC(トランスファーセンター/Transfer Center)


通過型センターとも呼ばれるTCは、上述したDCやPDCの様な保管、在庫管理を主な機能とはせず、物(商品)の仕分け・出荷能力を重点的に考えられたセンターです。

大量に運ばれてきた物(商品)をTCで一度降ろし、全国の小売店に向けて方面別・各店別に仕分けていきます。各地域それぞれに向かうトラックに仕分をスピーディーに行うことで利用される各店までのリードタイム(生産地から消費地までにかかる時間)の短縮に大きな役割を担っています。

これら3つの物流センターの分類を見てお分かりいただける通り、物流センターは倉庫・物流倉庫から派生して保管以外の物流6大機能が発展した施設と言えます。




9:物流を効率化するメリットとは


インターネットが普及した1990年後半以降、消費者の購買行動やそのプロセスは大きな変化がおきました。情報が大量に共有され、24時間365日いつでもどこでも情報に触れる事が出来る様になったのです。
それまでは選択肢の少なかった生活から多くの選択肢を得る事が出来、消費者のニーズが細かく多岐にわたる様になりました。
その結果、生産者としては単品大量生産から多品種少量生産へ変える必要が出たのですが、その変化に伴い、「物流=物理的な物を移動する活動」も複雑になる事は容易に想像がつくかと思います。

複雑化した物流を効率化すると、どの様なメリットがあるのか?


①物流コストの削減が期待できる


物流に関わるコストは大別すると「輸配送費・保管費・荷役等作業費」の3大費目に分けられます。

輸配送費  :費用の算出方法は頻度・距離・量により算出されます。

       大きな車両で複数回、少量を運んでいると費用はかさみますよね。
効率化が図られれば少ない頻度で、より多くの物を運ぶ事ができます。
そうすれば、輸配送費の削減も期待できます。

保管費   :費用の算出方法は保管にどれくらいの土地面積を利用するかによって
変動します。効率化が図られれば、出来る限り狭い場所で多くの物を
保管することが出来、保管費の削減が期待できます。

荷役等作業費:費用の算出方法は主に人件費です。何人で何時間作業を行うかによって
変動します。

       効率化が図られれば、出来る限り少ない人員・少ない時間で
作業を行ることが出来、荷役当作業費の削減が期待できます。


②サービスレベルの向上


物流によるサービスレベルで代表的なものは「リードタイム」「欠品率」です。

「必要な時に、必要な物を、必要な量だけ」欲している近年の消費者思考に応えるためにはリードタイムを如何に短縮し、必要とされる多品種の物をどれだけ多く取り揃えられているか、といった要素が大事になります。

これらに応えられる物流機能があれば、消費者のニーズにも応えられサービスレベルの向上が期待できるのです。



10:物流を効率化するデメリットとは


効率化してデメリットなんてあるのか??
と思われるかと思いますが、実はあるのです。

効率化するメリットにて挙げさせて頂いた、「コスト」と「サービスレベル」【トレードオフ】の関係にあるため、両立し双方を同時に向上することは非常に困難な事なのです。

この「コスト」と「サービスレベル」のトレードオフの関係により、どちらを優先するかによって生産側の経営戦略にまで影響を与える事となります。

簡単に説明すると、



上図の様に生産側と消費側によってニーズが異なり、経営戦略としてどちらを優先すべきなのか、そういった判断が必要なケースも多々起こりえます。

(もちろん、業界や商品特性によって、トレードオフの関係とは異なる商品も存在はします。)



11:これからの「物流」が求められるもの


1990年代以降、物流業界は大きな変革を繰り返してきました。国内での規制緩和で競争が激化し、海外からきた「3PL」という考え方も認知されるようになりました。
今では多くの企業で経営戦略の一部に物流戦略が組み込まれるようにもなっています。

その上で、今(2020年以降)の「物流」が求められるものは「効率化」です
最近では現場の効率化、省人化のために物流現場で導入されるロボットなどが取上げられるニュースも多く見かけます。

「早く届く」「多くの選択肢から選びたい」といった今もこれからも変わらない消費者のニーズ、多品種少量型の要望に応えるべくより効率的な物流(物を移動する活動)と、それを叶えるロジスティクス(全体最適な管理)が求められています。

単純に休みなく、気力と根性で応えるにはもちろん限界が生じます。一部ではまだその様な現場もありますが継続的に実現するためには「シクミ」作りが重要です。

シクミ作りのために重要視されているのが「情報」と「標準化」です。
2021年に閣議決定され国策としても積極的に取り組むのが「物流DX」と「物流標準化」です。

物流業界を管轄する国土交通省からは

我が国の物流をめぐる環境は、労働力不足の深刻化、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う社会・経済環境の変化、AI・IoT等の最新技術の進化等、様々な変化が生じており、このような中、令和3年6月に閣議決定された「総合物流施策大綱(2021年度~2025年度)」においても、取り組むべき施策として

「物流DXや物流標準化の推進によるサプライチェーン全体の徹底した最適化(簡素で滑らかな物流の実現)」が挙げられたところです。

物流の効率化に向けた自動化や荷主・物流事業者等の関係者の連携・協働を円滑化するための環境整備として、ソフト面及びハード面の標準化が必要であり、この標準化を推進する各種施策に取り組んでいます。


上記の様に発表されており、物流の「効率化」が求められていることが分かります。




12:「シクミ」作りを得意とするのがネオロジです!


株式会社ネオロジスティクスが提供する3PL・物流アウトソーシングは物流事業の効率化、シクミ作りを強みとしています。

当社はもちろんですが、グループ会社や協力会社ともネットワークを通じて、あらゆる物流事業のお手伝いをさせて頂いております。

特に細かな作業とシクミを必要とする「販売物流」においては実績も多数あり経験がございます。取扱実績のある商品も様々で【食品、雑貨、日用品、美容化粧品、飲料、工業部品、原材料、など】です。

ラベル貼りなどの流通加工や、個人宅への通販(EC)物流もお応えさせて頂いております。

ネオロジスティクスの物流アウトソーシングでは【決まった形】はありません。
皆様のご事情に合わせて、皆様が求める形、改善を踏まえた形に御社の「物流事業部」として役割を担います。

お悩みの事も多いかと思いますが、まずは一度お気軽にご相談ください。

物流のチカラ】が【事業のチカラ】となります様、精一杯尽力させて頂きます。


《大阪での物流アウトソーシングは株式会社ネオロジスティクス。お問い合わせはお気軽に!》

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